学校体育改革2025

学校体育が本当の意味で、日本を救っていける教科になるためのヒントを書き綴るブログ。

好きなことって時間を忘れてしまうもの

好きなことって、時間を忘れて没頭してしまうもの。

 

 

つい今日も、

時間を忘れて部活の指導をしてしまった。

自主練なのに、すごーく真剣に話してしまった。

 

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子どもの頃、

気づけば「夕焼け小焼け」がかかっていた。

 

うちの近所は、17時になるとそのBGMが町中に響き渡る。

 

公園でひたすら鬼ごっこをしていた時。

山に勝手に入って秘密基地を作っていた時。

友達の家でスマブラをしていた時。

探検と称してひたすらチャリで未開の地に向かっていた時。

ひたすら野球の練習をしていた時。

 

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あの頃は、全てが夢中だった。

夢中すぎて、楽しすぎて時を忘れた。

 

今はそういう状態を
「フロー状態」というそうだ。

 

フロー状態とは、

どうやら時空がゆがむらしい。

 

子どもの頃の気づけば5時だという時もそうだし、

スポーツをしていて、

ボールが止まって見えたときも。

 

僕は野球をしていて、

打席に入った瞬間ヒットが打てると確信できる打席があった。

本当に90%以上。
残りの10%のほとんどが、相手投手が逃げてしまい四球になってしまうこと。

 

このフロー状態は、直前のルーティンワークで引き出すこともできる。

 

自分がプレイヤーだった頃は、

自分で引き出すようさまざまなルーティンワークを持っていた。

例えば、ネクストバッターズサークルで正座をするような。

 

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今、指導者という立場になり、

どうやったら、選手達がフロー状態に入れるのかを考えるようになってきた。

 

まだまだ仮説だが、

こちらの覇気に呼応するように思う。

 

こちらの覇気に負けないように何度が

覇気で打ちのめされる経験をさせ、免疫をつけさせる。笑

すると、こちらが覇気を出し始めると、

自然とフロー状態に入る選手が増えてきた。

 

今では、覇気のポーズだけで

彼らが自らフロー状態に入り始めるようになってきた。

 

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昨年、

オリジナルのルーティンワークを作ろうとやってみたが、

全くうまくはまらなかった。

 

今年は、フロー状態を説明し、

無意識にフロー状態に入っていた経験をみんなでシェアするミーティングを重ねた。

 

そして、僕が覇気を出して練習するようにし始めた。

 

すると彼らもだんだんとフロー状態に入れる人たちになってきた。

 

次は、彼らが自らフロースイッチを入れられるようにならないといけない。

 

今はあえて、強制自主練をさせている。

そこで、なんとかフロー状態に入るように、

スイッチを入れさせる。

 

※ここで確認しておくが、こちらが恐くなるだけが覇気ではない。

 

ここからは希望。

やがてこの、フロー状態に入りたくなり、
自らフロー状態に入れるようにルーティンワークを始める。

 

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再現性のスタートは、自らの実体験が非常に使いやすいのではないかと思う。

 

そういえば、最初はフロー状態に入れてもらっていた。

そしてだんだん、自分で調整できるようになってきたんだった。

 

まずはきっかけを作ってあげること。

それが指導者の役割。

 

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人の脳は報酬に反応する。

 

フロー状態も、十分な快感だと思う。

しかし、その状態で結果が伴ってくるとより快感である。

 


そしてまた、あの快感が欲しくあり、フロー状態に入れるように頑張る。

まるで、中毒だ。

 

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人はみんな、何かの中毒だと思う。

たばこや酒、ギャンブルは中毒と問題視するが、

スポーツや勉強の中毒は問題視しないから不思議だ。

 

高校生にふれあうと、
時間を忘れるほど没頭できるものを持っていない子がとても多い。

 

だからこそ、

自分の好きなスポーツで、

没頭できる幸せを伝えてあげたいなと思う。


この思考は偏っているのだろうか…。

 

 

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以上、好きなことの話しでした。