好きなことって時間を忘れてしまうもの
好きなことって、時間を忘れて没頭してしまうもの。
つい今日も、
時間を忘れて部活の指導をしてしまった。
自主練なのに、すごーく真剣に話してしまった。
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子どもの頃、
気づけば「夕焼け小焼け」がかかっていた。
うちの近所は、17時になるとそのBGMが町中に響き渡る。
公園でひたすら鬼ごっこをしていた時。
山に勝手に入って秘密基地を作っていた時。
友達の家でスマブラをしていた時。
探検と称してひたすらチャリで未開の地に向かっていた時。
ひたすら野球の練習をしていた時。
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あの頃は、全てが夢中だった。
夢中すぎて、楽しすぎて時を忘れた。
今はそういう状態を
「フロー状態」というそうだ。
フロー状態とは、
どうやら時空がゆがむらしい。
子どもの頃の気づけば5時だという時もそうだし、
スポーツをしていて、
ボールが止まって見えたときも。
僕は野球をしていて、
打席に入った瞬間ヒットが打てると確信できる打席があった。
本当に90%以上。
残りの10%のほとんどが、相手投手が逃げてしまい四球になってしまうこと。
このフロー状態は、直前のルーティンワークで引き出すこともできる。
自分がプレイヤーだった頃は、
自分で引き出すようさまざまなルーティンワークを持っていた。
例えば、ネクストバッターズサークルで正座をするような。
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今、指導者という立場になり、
どうやったら、選手達がフロー状態に入れるのかを考えるようになってきた。
まだまだ仮説だが、
こちらの覇気に呼応するように思う。
こちらの覇気に負けないように何度が
覇気で打ちのめされる経験をさせ、免疫をつけさせる。笑
すると、こちらが覇気を出し始めると、
自然とフロー状態に入る選手が増えてきた。
今では、覇気のポーズだけで
彼らが自らフロー状態に入り始めるようになってきた。
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昨年、
オリジナルのルーティンワークを作ろうとやってみたが、
全くうまくはまらなかった。
今年は、フロー状態を説明し、
無意識にフロー状態に入っていた経験をみんなでシェアするミーティングを重ねた。
そして、僕が覇気を出して練習するようにし始めた。
すると彼らもだんだんとフロー状態に入れる人たちになってきた。
次は、彼らが自らフロースイッチを入れられるようにならないといけない。
今はあえて、強制自主練をさせている。
そこで、なんとかフロー状態に入るように、
スイッチを入れさせる。
※ここで確認しておくが、こちらが恐くなるだけが覇気ではない。
ここからは希望。
やがてこの、フロー状態に入りたくなり、
自らフロー状態に入れるようにルーティンワークを始める。
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再現性のスタートは、自らの実体験が非常に使いやすいのではないかと思う。
そういえば、最初はフロー状態に入れてもらっていた。
そしてだんだん、自分で調整できるようになってきたんだった。
まずはきっかけを作ってあげること。
それが指導者の役割。
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人の脳は報酬に反応する。
フロー状態も、十分な快感だと思う。
しかし、その状態で結果が伴ってくるとより快感である。
そしてまた、あの快感が欲しくあり、フロー状態に入れるように頑張る。
まるで、中毒だ。
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人はみんな、何かの中毒だと思う。
たばこや酒、ギャンブルは中毒と問題視するが、
スポーツや勉強の中毒は問題視しないから不思議だ。
高校生にふれあうと、
時間を忘れるほど没頭できるものを持っていない子がとても多い。
だからこそ、
自分の好きなスポーツで、
没頭できる幸せを伝えてあげたいなと思う。
この思考は偏っているのだろうか…。
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以上、好きなことの話しでした。