部活の顧問と教員、どっちをとるかと言われたら
「部活の顧問と教員、どっちをとる?」
自分が社会人になった時、この質問を受けていたら
間違いなく部活動と言っていたと思う。
というか、ここ数年前までそうだった。
今年度の4月から、部活動指導員というポジションが正式に認められ、
ついに部活動は教員がやるものという概念が変わり始めた。
そして同時に、
部活動の指導のための国家資格まで検討され始め、
いよいよという感じだ。
では、今の僕ならどう答えるか。
答えは簡単。
「どちらもやりたいです。」だ。
これまでの教員には両立が当たり前であったが、
これからの教員はどちらかを選ばなければならないかもしれない。
======================
なぜ答えが変わったのか?
それは、出来る感が高まってきたからじゃないかと思う。
難しい言葉を使えば、自己有用感。
教員の始まりの頃は、毎授業必死だ。
どうやって50分間時間をつなぐか。
そして、どうしたら生徒たちは話を聞いてくれるのか。
なかなか楽しいとは本音で言える状況ではなかった。
しかし、どんどん数をこなしていくうちに、
少しずつ手応えを感じ始め、
今では時間のコントロールや、
生徒に合わせて話の運び方を変えることができるようになってきた。
すると、うまくいったと感じることが増えていった。
ここで大事なことは、
興味あることに対して長い時間をかけて取り組んでいたからだ。
『やり抜く力』という本にも書いてあるのだが、
心からやりたいことを見つけるには、興味のあることをひたすらやることが大事だ。
興味があってもうまくいかないと、
なかなか好きにはなれない。
これは子どもも大人も同じだと思う。
興味あることをコツコツやり続けると、
単純に成長スピードが早く、
そして結果が出るまでも短くて済む。
そしてうまくいけばいくほど好きになっていき、
得意にもなり始める。
やめたいと思った時期もあった。
しかし今では「娯楽」のような感覚さえある。
楽しみであり、そのうち生きがいとなる日が来るかもしれない。
本当にやりたいこと、好きで得意は始めは見つからないもの。
興味のあることにとことん取り組むことが大事!
これは尊敬する人も言っていた。
==========================
時代の流れとして、
部活動は学校とは切り離されるかもしれない。
体育も。
それでも、僕は最後まで関わり続け、両立したいなぁと思う。
そして、この心地よさを大切にしながら、
分離しても繋がり合うような制度にし続けたい。