学校体育改革2025

学校体育が本当の意味で、日本を救っていける教科になるためのヒントを書き綴るブログ。

最後まで勝負できるか逃げるのか

抽選も終わり、いよいよ大会がもうすぐそこ。

 

自信のある選手は、

コツコツと逆算し調子を整えていき、

 

自信のない選手は、

結果に焦りアタフタする。

 

そんな時期。

 

選手だけでなく、監督も同じ。

ドンと構えられるかどうか。

 

この時期は、

同時に増える不祥事や事故やケガ。

なぜそんなことが起きるのか?


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勝負の世界は白か黒。

勝ちか負けのどちらかがつく。

 

勝てば続き、負ければ終わる。

 

そんなプレッシャーを感じ始めた時、

もっとも負けない方法を思いつくことになる。

 

 

それが、

「勝負しないこと」

 

 

勝負しなければ負けることはない。

 

真剣勝負しなければ、真剣に負けることもない。

 

勝負しなければ、泣かないといけないこともない。

 

勝負しなければ、報われなかったと思わなくてもいい。

 

勝負しなければ・・・。

 

 

一見、嫌なことを消せるようにも見える。

 

しかし、

では何のために厳しい練習に取り組んできたの?

という話でもある。

 

3年生なら、自身の高校野球での集大成の場。

負けるのが恐くて、うまくいかないのが恐くて勝負しない。

 

それでいいのか?

そう問いたくなる。

 

客観視すれば、これくらいの理論誰でもわかる。

 

しかし、当の本人はそう簡単に気づけないもの。

 

かくいう自分も、

勝負から逃げてしまっている時期があった。

 

あの時、向き合う状態に戻してくれた友人への感謝は今も忘れない。

 

ではどう逃げるのか?

 

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どう逃げるか。

 

・非行

 

・サボり(一生懸命やらない)

 

・ネガティブワード連発

 

・弱者への暴力、暴言

 

・指導者や親への反抗

 

・異性への甘え(大人ならお金の場合も)

 

・自暴自棄によるケガ

 

などなど。

 

振り返れば、きっと一つくらいは当てはまるんじゃないかと思う。

 

もう一度言う。

当の本人は、なかなかこれに気づけない。

 

ではどうやって気づいていくのか?

 

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ほとんどが友人や親や指導者から気づかされるんじゃないかと思う。

 

親や指導者(権力)への反抗により、愛のある説教で気づけるパターン。

 

友人との悩みの共有で、前向きに変われるパターン。

 

僕の場合は後者だった。

 

 

では、気づかせてもらえる人ともらえない人の差はどこにあるのか?

 

 

それは、

「人として、信頼されているかどうか」

 

この子なら、きっとわかって戻ってこれる。

この子のためになんとかしてあげたい。

 

そんな風に思ってもらえる人柄があれば、

きっと気づくチャンスをもらえる。

 

そのチャンスをものにできないとどうしようもないが…。

 

 

ここで、いつもの話に戻る。

 

「応援される人であるかどうか」

 

ここに尽きる。

応援される人ならば、チャンスは間違いなくもらえる。

 

ではどうすればいい?

 

応援されるに値する行動を日頃からとっているかどうかによる。

 

媚びろという話ではない。

 

一生懸命に生きているかどうか。

今あることに感謝できているかどうか。

 

その二つに尽きると思う。

 

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大会までは残りわずかだが、

やはり最後まで諦めずに懸命に取り組んでほしい。

 

泥臭く、謙虚に取り組んでほしい。

 

そこでの学びがきっと将来に活きる。

 

自分にも、勝負から逃げていないかと言い聞かせて、

まっすぐ見つめて生きていきたいと思う。