成熟のその先
ここ最近、
教育現場って完成してるよなぁ〜
やるべきこと、決まってるよなぁ〜
なんて思っていた。
すると、本を読んだりすると、
どうやら大企業なんかも完成してるっぽい匂いがした。
そして、完成、完成…と思っていたら、
成熟という言葉を耳にした。
成熟の方がいい感じがするので、
成熟している教育現場と考えるようにした。
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成熟の反対は、未熟だ。
未熟というのは、簡単にいうと足らないということだ。
足らないから足りるようにいろいろと手を加える。
そして、少し満たされる。
これを、進歩とか成長とかと呼ぶんだと思う。
しかし、その進歩や成長はずーっと続かない。
いや正確にいうと、
その角度では進歩、成長し続けないということだ。
これは、3歳児でも知っている。
僕はおそらくだが、3歳で知った。
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人の身体は、発育、発達していく。
生まれた時は何もできない。←大人の視点からの話だが。
そして、少しずつできることが増えていく。←大人ができることの数
そして、一つできる度に、ものすごく褒められる。←自分たちに近づいてきている
しかし、ある時急に褒められなくなる。←自分たちと同化が完了?
そのある時とは、自分よりもできないやつが出てきた時。
そして、気づく。
あれっ、自分てもう成長止まった??
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3歳の時には、自分が成長していることが実感できている。
それは、できることの数が増えたからではなく、
褒められなくなったから。
ここを愛情不足と掛け違うと心の問題に繋がる。
しかし、今日はその話ではないため割愛。
皮肉にも、褒められなくなったことで、
成長したことに気づき、成長角度が緩やかになったことに気づく。
そして、次に何をして確認するか?
「比較」を使う。
同じっぽい条件の人と比較する。
兄弟や同級生、テレビに出る人や偉人。
そんなあたりと比較して、
少しずつ自分てどんなものなのかを掴んでいく。
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話がそれてしまったが、
未熟な頃と、成熟した後の考え方は違う。
未熟な時は、なくて当たり前。できてない、足らない。予想外。
こんなことが当たり前に起きると思っている。だから挑戦できる。
しかし、成熟後は保守に入る。
なくならないように、維持できるように、ちょっと成長できるように。
あの未熟な頃に戻っては大変だ。
だから、維持し向上しないと!!!!
そんな風に考えてしまうのかなぁと思う。
この保守。
これが、僕は息苦しいなぁと思う。
もっと失敗して良くない?
もっと危険な目にあって良くない?
衰退しても良くない?
やめても良くない?
この維持、向上という考え方は、
一種の脅迫観念で、簡単に方向転換できなくする。
「そんなことしたら、大変なことになるよ。」
という悪魔のささやきとともに。
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成熟はありがたい。
何でもある。簡単に死なない。
簡単にケガしない。
簡単にトラブルに巻き込まれない。
けれども、その安全に固執しすぎると、
バランスを崩すんだなぁと思う。
以前こんな言葉を聞いた。
「安全は、不安定の上に存在する。」
安全は決して絶対神話ではない。
いつ崩れるかわからない。
だからこそ、崩れてもいいよう不安定の中にいることを意識するのが大切だ。
それでは、この安心、安全な成熟社会において
どう生きると良いのか?
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ここ最近、とは限らないが、
好きなことをして生きよう。
といろんな人が口にしている。
心理学の人もいれば、自己啓発の人もいれば、
ビジネスリーダーもいる。
いろんな人が口を揃えて言う。
でも、失敗したらどうするんですか?
ついそんなことを言いたくなる。
だが、そのリーダー達が口にする理由は、
簡単には死なないほどに、
なんとかなる社会へと成熟したんだから、
大丈夫だということ。
成熟社会が、AIによってより成熟しようとしている。
そして、人は時間を持て余す。
もうあの頃のように労働に縛られなくなる。
じゃあどうする?
好きなことしよう。
こういうことだそうだ。
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僕もその言葉に乗っかろうとしている。
好きなことしよう。
その好きなことが見つからない。
だからこそ、20代は本当に好きなこと探しに全力を尽くそうと思う。
その一環として、このブログがある。
誰のためでもなく、ただ自分を見つけるために書き続ける。
そしてそれを見た人に影響が及ぶ。
そんな感覚がいいなぁと思う。
人のためではなく、自分のために生きる。
これからの社会において、より大切になる価値観だと思う。
人のため、が確かに経済を回す。
しかし、好きなことが人のためになるように頑張る方が、
絶対に強い。
成熟は、戦争によって崩壊するかもしれない。
また何もない国になるかもしれない。
けれど、僕は日本人の好きなことへの探究心はすばらしいと思っている。
きっと大丈夫。
だから僕も、好きなことで突き抜けたい。
そしてそれが、より多くの人のためになればいいいなぁと思う。