学校体育改革2025

学校体育が本当の意味で、日本を救っていける教科になるためのヒントを書き綴るブログ。

軸と眼の関係性

指導者として指導を続けていくと、

一体どれが正解なんだと迷うことがある。

 

そこで大事なことは、指導の軸を持つこと。

 

正解を探すことじゃなくて、

自分にとっての正解を決めること。

 

もちろん、我流すぎるのは論外。

 

いろんなことを学んでいく中で、

最終的にこれを正解とする。という仮説を一つ作ること。

 

これが、指導者としての素人から専門家への一歩目のように思う。

 

僕が今、運動指導をする時の

一つの仮説として持っているのがこれ。

 

・本来持っている軸足

・利き目

 

この2つによって、動きのパターンを4つに絞っている。

 

 

野球は回旋動作のスポーツ。

横向きから身体を回旋させると同時に体重移動して力を伝えるのが基本。

 

どこに軸を置いてターンしていくのかは、

前足タイプと後ろ足タイプがいる。

 

前足タイプは基本的に指先でバットを握らせ、

前手の脇をしめる意識でスイングさせる。

 

後ろ足タイプは基本的には手のひらでバットを握らせ、

後ろ手の脇をしめる意識でスイングさせる。

 

 

この本来持つ軸足を意識した指導法は、

個に応じた指導としてすごい方法だと思った。

 

しかし、そこにもう一つ加わったものがある。

 

 

それが、利き目だ。

 

人は、何かに狙いを定める時、必ず利き目で定めている。

野球では、打つ時はバットをボールに当てる時、

投げる時は相手のグラブに狙いを定める時、

必ず利き目で合わせている。

 

そして打つ時や投げる時(特に投球時)には、

バッターボックスに対してやプレートに対して

どう足を置くかと関わってくる。

 

これに気づいた時には衝撃だった。

基本的には、バッターボックスでは、内側の線と後ろ足は、垂直になるべきと思っていた。しかし、利き目によって軸足の角度が違うことに気づいた。

 

後ろの目の選手は、胸を開くような構えをしないといけないし、

前の目の選手は、肩口から投手を見るような構えをする。

 

そしてここに、どちらに軸を置くかが加わってくる。

例えば、後ろ軸選手の前目なら、クラウチング打法のような形になる。

 

そんな感じで、4つの個性に分けて指導していく必要があることを知った。

 

もちろん、基本形は存在する。

「型」の習得が大切だということには僕は大賛成だ。

この「型」を習得しようとしない選手に4つのパターンの話をしても一緒だ。

 

この基本形+4つの特性によって

本来持っている力を100%に近い形で表現できる。

 

 

 

というように仮定してみた。

もちろん、正解なんてわからない。

けれど、今ある知識を最大限に利用し、

指導していった先にこの考えに至った。

 

実際に指導していくと、

もちろん成果は出る。

 

僕は、軸によってポジションの適正を決めたりもする。

まだまだ仮説だ。

 

しかし、その仮説を深めていくときっとまたよりよい考えが生まれるはず。

 

という今持っている理論をだだ漏れさせてみました。笑