こんな自分を承認してくれた
世の中には、謙虚という言葉がある。
美徳だ。
しかし、そこに溺れすぎると
全く自信のない人間へとなってしまう。
謙虚を意識していたつもりはないが、
気づけば自信を無くしてしまっている自分がいた。
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先ほど、新卒時に部活動で共に顧問として
チームを盛り上げてきた先生と会うことができた。
その方は、まさに謙虚という言葉が似合う人。
久しぶりもあってか、
気づけば2時間近く話していた。
ただ広く浅くざっくばらんにいろんな話をしていただけなのに、
むくむくとエネルギーが湧いてきた。
なんでかなぁ〜と振り返ってみたときに、
「承認」という言葉が出てきた。
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その方は、絶対に否定しない。
どんな話でも真剣に聞いてくれる。
だからついついいろんな話をしてしまう。
そして、自分ばかり話してしまったと反省していると、
僕の話が勉強になると言ってくれる。
そして、今も昔もと言ってくれる。
過去の自分も、今の自分も、そして未来の自分も
全て承認してもらえた。
こんな先生に、夢を語れたら
子どもたちも幸せだろうなぁと素直に感じた。
そして、先生に言わせると、
僕はその逆のようだ。
どんな時にも真剣に話してくれる人、だそうだ。
そして、僕に指導してもらえる子達は、
幸せだと言ってくださる。
お世辞でも、これほど嬉しい言葉はない。
なぜこんなにも
感動して文章にしているかというと、
やはりどこかで荒んだ心の状態になっていたからだと思う。
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仕事になれ、職場になれ、テクニックを覚え、
やり過ごし方を覚えた。
愛想笑いやお世辞なんかもきっと覚えたんだと思う。
いろんなことをうまくやる力はついた。
しかし、本当の自分てどこにあるんだろう?
そんなことをここ数ヶ月という単位で悩んでいた。
そんな時に、承認のシャワーを浴びた時、
テクニックに溺れた自分の汚れがキレイに落ちたような気がした。
こんな自分でも価値がある。
こんな自分でも必要としてくれる人がいる。
こんな自分でも・・・。
思った以上に承認に飢えていたことに気づいた。
そして同時に、
僕みたいな人もたくさんいるんだろうと思った。
みんな、もっと褒めて欲しい。
みんな、すごいねって言われたい。
みんな、頑張ってるねって言われたい。
みんな、いつもありがとうって言われたい。
隠してるけど、
みんな同じなんだと思う。
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こんな自分でも価値があると思えた今日。
もっともっとたくさんの人を承認していきたいって思えた。
承認は、消えかかった火にもう一度力を与える油のようなもの。
少しずつ周りの人を承認し励まし勇気付け、
自分の周りをエネルギーで溢れる環境にしたいと思った。
そして、ちょうどその先生は
言葉の大切さをすごく感じているようだった。
たまたま、僕の机の本棚にある『PEP TALK』の本を取り出し、
ぜひ参考にしてくださいと渡した。
流れを作れれば、
きっと人生はうまくいくんだと思う。
そんなきっかけを与えてくださいました。
本当にありがとうございます。
これからもお世話になります。