学校体育改革2025

学校体育が本当の意味で、日本を救っていける教科になるためのヒントを書き綴るブログ。

人の夢に乗っかる

明確な夢を持てない人は、

人の夢に乗っかってみることから

始めていくといいと聞いたことがある。

 

僕ももしかしたらその一人だったのかもしれない。

 

自分の夢より、人の夢の方がキラキラしているように見えていた。

 

この指と〜まれ!で考えると、

指を出す側じゃなく、指を掴む側。

 

そんな僕が、気づけばこの指側だったんだなぁと気づいた。

 

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うちの部では、

交換日誌を続けている。

 

そんな時に、ある生徒がこんな言葉を書いてきた。

 

「先生の夢である、全校応援を成し遂げたい・・・」

 

あれっ、全校応援って選手たちの夢じゃなかったっけ?

 

一瞬戸惑った。

しかし、よく考えてみると、

昨年のチームで、よく口にしていたことを思い出した。

 

自分があの時口にしていたことが、

今こういう形で返ってきている。

 

あの時口にした全校応援。

これは、ちょうど10年前のあの光景を思い出してのこと。

もちろん、全校生ではなかったが

たくさんの生徒が応援バスに乗り見にきてくれた。

 

すごいなぁと思った。

テレビ中継の録画を見返した時、

みんなが楽しそうに応援しているのを見た。

 

これだなって思った。

僕がこれからも高校野球をやる目的は。

 

そして今、

選手はたったの11名。

 

全校応援の可能性までたどり着くためには、

連勝し続けなければならない。

 

簡単なことではない。

 

しかし、

志すのは、何も悪いことじゃない。

 

つい、身の丈に合った夢、目標ばかりを描いていた。

しかし、自由に描いていいんだ。

 

本気で信じていいんだ。

いつかは全校応援を・・・と思っていたが、

 

そのいつかは、今年こそ!と毎年思ってもいいんだ。

 

ビジョンを描きなおそう。

 

まだ間に合うよ。

挨拶をした時、たくさんの応援団の姿をみて、

そして試合直前のミーティングで、

「君らは11人で戦うんじゃない。マネージャーも、保護者も、そして、野球ファンみんなで戦うんだ。」

そんな言葉で励まし、彼らを送り出すんだ。

 

 

まだ間に合う。

今日から始めよう。

 

あの光景を。

描きなおそう。