学校体育改革2025

学校体育が本当の意味で、日本を救っていける教科になるためのヒントを書き綴るブログ。

2017-01-01から1年間の記事一覧

それでもやるのか?

人は、自分に危険が及ぶと頑張る。 火事場の馬鹿力というものだろう。 そう「危険が及ぶと…」という条件をつけて。 今日はそんなお話。 ================== 人の特性として、恒常性がある。 いつも同じ状態、ということだ。 つまり、変化…

最後まで勝負できるか逃げるのか

抽選も終わり、いよいよ大会がもうすぐそこ。 自信のある選手は、 コツコツと逆算し調子を整えていき、 自信のない選手は、 結果に焦りアタフタする。 そんな時期。 選手だけでなく、監督も同じ。 ドンと構えられるかどうか。 この時期は、 同時に増える不祥…

ミラクルを起こしたくて

大会がもうすぐそこ。 ということで、 そろそろスタメンメンバーも決めていきたいところだが、 まだまだドラマを生んでいきたいと思う。 まだチームの完成には早い。 なんなら、開幕して 一勝する度に強くなっていけばいい。 そんな一勝が遠いんだと知ったの…

やらない勇気

必死になって頑張ることが大切だ。 僕らは現場でそんなことを説く。 そう、目の前の生徒たちには まだ本気になって挑戦したことがない子たちが たくさんいるから。 必死になる前に、 できない理由をたくさん探しては諦めている。 だからこそ、 僕らは必死に…

お願いする力

先日の文化祭でのお話。 本校では3年生は舞台発表で演劇をやるという伝統がある。 時間にして40分。 音響や照明、幕など設備も充実しており、 なかなか本格的な演劇に仕上がる。 先輩方の演劇を見ながら、 来年はうちのクラスであんなことがやりたい! と夢…

勝負強さを決めるものは?

夏の大会が近づくにつれて、大事な場面で活躍するためにはどうすればいいかと、選手も指導者も考える。しかし、勝負強い選手は天性のもの。 とついつい考えてしまう。 「勝負強さ」とは一体なにかを考えてみたい。=================== 「…

夢実現のために100点をとろうとしない

久々になってしまいました。気を取り直していきたいと思います。 ================= 僕らは完璧を目指しがちだ。 夢を描いたら、目標を設定したら、 それ通りにならないと気が済まない。例えば、毎日バットを100本振ろうと決める。 しか…

好きってなんだ

今日で野球も一段落したことだし、たまには湯船 たまにはお茶 たまには夜更かし たまにはDVD・・・ たまにはって、 そんなに我慢してたのか。 好きなことやってるはずなのに、 他の好きなこと我慢してたのか。 そこまで我慢しないといけないほど、 辛い好き…

「勝ちます。」で終わるミーティング

部活動の〆のミーティングといえば、 「今日の練習は〜だった。」 「明日の練習は〜時から1日練習だ。」 みたいな指導者が一方的に話をして終わるのが定番。僕が顧問の部では、 キャプテンが一言、そして他の部員の誰か一人が一言話すのが通例だ。 そして、…

目標設定+マイルール

なにかをきっかけに一念発起する。 はじめは威勢良く頑張るものの、 だんだんとやらなくなっていき、 気づけばもとの自分に戻ってしまう。こんな経験は誰しもあるんじゃないかと思う。 自分もいつもこんな感じだ。 そこで、 大事なことは目標設定なんだ! と…

大人の一言よりも仲間の一言

先日、授業であった話。 現在マラソン大会に向けて、 長距離走を授業内で行っている。 すると、やはり苦手な子もいる。 しんどさに耐えきれず、歩いてしまう子もいる。 授業なので、 一生懸命やらない子を見るとイラッとしてしまい、 つい叱責したくなる。 …

部活の顧問と教員、どっちをとるかと言われたら

「部活の顧問と教員、どっちをとる?」自分が社会人になった時、この質問を受けていたら 間違いなく部活動と言っていたと思う。というか、ここ数年前までそうだった。今年度の4月から、部活動指導員というポジションが正式に認められ、 ついに部活動は教員…

その気が人を果てしないところへ連れていく

セルフイメージが人生を決めると聞いたことがある。 心の勉強をしていくと、現実世界はセルフイメージの確認作業でしかないみたいだ。 つまり、セルフイメージが人に大切にされない人だと、 どうしてもいじめにあいやすくなったりDVを受けやすくなったりする…

紙には神(かみ)がおりる

紙には神がおりると聞いたことがある。 つまり、思っていることを紙に書いていくことで気づくことがあり、 今まで見えてこなかったアイディアに出会えるということだ。 これは言い換えると、 アウトプットすることで気づくことがある。ということだ。 部活動…

うまくいかなくてしゃんとすることがある。

うまくいかなくて、しゃんとすることがある。 失敗して、しゃんとすることがある。 負けてしゃんとすることがある。 怒られてしゃんとすることがある。 この裏側には、反省や悔しさがある。教育現場ではこれを教える。 「失敗をバネに、挫折を乗り越えて…。…

運動能力を高める体育

体育で確実に子どもたちの力を伸ばすことができたら・・・。 普段から授業していて思うこと。なかなか、授業で彼らの身体能力を高めていくのって難しいなって。それは無理なんじゃないかって。 結局、一斉指導で全員に体育座りをさせて、ちゃんとさせるとい…

好きなことって時間を忘れてしまうもの

好きなことって、時間を忘れて没頭してしまうもの。 つい今日も、 時間を忘れて部活の指導をしてしまった。 自主練なのに、すごーく真剣に話してしまった。 ======================== 子どもの頃、 気づけば「夕焼け小焼け」がかか…

部活動は面白い

部活動は面白い。 ついついハマってしまう。 だって、みんなやる気あるから。 勝敗がついてくる真剣勝負ができるから。=================== 部活動は課外活動だ。本当は、僕らがやる必要はない。 今年度に入り、本当の意味で僕らがやる必…

運動技能習得のために何ができる?

技能って運動技術を運用していく能力のこと。よく技術指導って言葉を使うけど、技術は方法論でこんなのあるよっていう提示をしてるだけ。この方法論の正解ばかりを求めている運動指導者は多くいると思う。そして、教本に載っているのは、技術の紹介。 そして…

体育の本質と評価のジレンマ

学校体育が大きく変わるために、何が必要なんだろう。 一つ気がかりなことが。 それは、「評価のロジック」 僕らは体育という教科として評定を出さないといけない。 学期末ごとに評定を出し、学年末に合算した評定を出し、 それが、受験の一つの要素となる。…

学校体育改革

初めまして。 現役高校保健体育科教員のほーです。 ここでは、学校体育が 日本の大きな問題の解決策となり得るということを、 実体験や僕が思うこととともに書き綴っていきたいと思います。 ・医療費40兆円超え ・少子高齢化 ・GDPの頭打ち 僕は、日本のほ…